真田丸 第12話「人質」あらすじ・ネタバレ

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本多正信(近藤正臣)に命じられ、室賀正武(西村雅彦)は真田昌幸(草刈正雄)暗殺を試みるが、返り討ちに遭う。昌幸は徳川に反旗を翻そうと考えていたが、上杉の後ろ盾を受けることができず、再度、手紙を渡す。

度重なる申し出に、上杉景勝(遠藤憲一)は「信繁(堺雅人)を人質として差し出すならば検討する」と伝える。昌幸は、信繁を差し出す。信繁は、身重の梅(黒木華)を残して景勝のもとへ向かう。

梅は、きり(長澤まさみ)に「妊娠したか分からないけど、妊娠したと言った。信繁様は、なかなか踏ん切りが付かなくて」と明かし、きりは呆然とする。だが、梅は実際に妊娠していると判明する。

信繁と離れて暮らす中、梅はついに出産する。女の子が生まれ、梅を疎ましく思いながらも、薫(高畑淳子)は孫可愛さに近づいてくる。

景勝は、身分の上下で分け隔てなく接し、民の声にも耳を傾けていた。その様子や、義を重んじる景勝の様子に、信繁は尊敬し始める。

だが実際、景勝は話は聞くものの実行を伴わず、家臣に「良い格好しい」などと陰口を叩かれていた。上杉の内情は窮しており、「話を聞いてやることしかできない」のだと景勝は嘆く。

景勝と信繁は、天気のいい日に浜辺へと出向く。そこで、漁場をめぐって争う漁師たちが、奉行に「鉄火起請」によって沙汰を決めようとされていた。鉄火起請とは、焼けた鉄棒を手に受けさせ、歩いて神棚の上まで持ち運ぶという苛烈な裁判方法だった。さらに、負けた方は、命を奪われてしまう。

信繁は、この鉄火起請に異議を唱える。沙汰を行う奉行に対し、「我々で鉄火起請を行い、この裁判方法が正しいのか決めましょう」と提案する。信繁の手に焼けた鉄棒が載せられようとしたところ、奉行は「待った!この方法以外で決めましょう」と言う。

信繁は、漁師たちと話をして、「海の縄張りでは分かりにくいため、日によって漁場の遠浅を替えてはどうか」と提案する。それでは、アサリをすっかり獲られてしまう可能性がある、と指摘され、景勝は「それならば、潮目によって日を分けてはどうか」と提案し、決着する。

この一件により、景勝は民の意見をさらに聞き入れ、相談に乗るようになる。信繁は、景勝と親交を深めていき、ついに真田は上杉の同盟関係を勝ち取る。結果、真田は徳川に絶縁を宣言し、徳川は7,000の軍勢で攻めてくる。一方、真田の軍勢は2,000、上杉の軍勢100を合わせ、そこに信繁は加わることを許される。

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