アニメ『時をかける少女』のテーマソングは『ガーネット』でありエンディングで流れています。同じく『変わらないもの』も印象的な名曲であり、挿入歌として使われていますが、実は当初、『変わらないもの』がテーマソングとして使用される可能性がありました。
というのも、作詞作曲を手掛けるシンガーソングライターの奥華子さんは、7曲も作曲して提案していましたが、細田守監督は納得していませんでした。
しかしながら、制作のデッドラインぎりぎりになっており、斎藤プロデューサーは「この7曲の中から選びましょう」と提案。しかしながら細田監督は「もう一曲なんとかなりませんか?」と言い、妥協を許しませんでした。
奥華子さんは「失恋の曲しか書けない」と言っていたそうですが、細田監督は「この映画は失恋の映画ではない」ということで、その点でもイメージのすれ違いがあったようです。
しかしながら、「絶対諦めちゃだめだ」という細田監督の説得もあり、『ガーネット』が完成。その曲を聞いた細田監督は、イントロ部分で「これだ」と思ったと語っています。