映画「THE GUILTY/ギルティ」2021年リメイク版あらすじ[ネタバレあり・結末まで]

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「THE GUILTY/ギルティ」前半部分(ネタバレなし)

ロサンゼルス市警のジョー・ベイラー刑事は、19歳の男性を射殺したことで係争中であった。そんな彼は現場を離れさせられ、緊急電話の対応をさせられていた。結審の前日、ジョーはエミリー・ライトンという女性からの通報を受ける。

エミリーはどうやら、子供に電話をかける振りをして通報をしている様子だった。その会話によって、エミリーは誘拐されており、高速道路を走行中の白いバンに乗せられていると判明する。

ジョーは交通機動隊に連絡し、携帯電話基地局の位置情報を伝えた上で白いバンを探すよう依頼する。だが、その情報だけでは見つけることは困難であり、ナンバープレートの番号が必要だった。

ジョーはエミリーの自宅の電話番号に電話をかける。家には、エミリーの幼い娘・アビーがいた。アビーは、「パパがママを連れていった」と明かす。元夫であるヘンリー・フィッシャーは傷害罪の前科があった。ヘンリーがエミリーを連れ去ったと断定したジョーは、交通機動隊にヘンリーのナンバープレート番号を伝える。また、市警に「子供が家に置き去りにされている」と伝えるのだった。

ジョーは、ヘンリーに電話をかけ、エミリー誘拐をやめるように説得するが拒否される。そこでジョーは、刑事時代の相棒であるリックに電話をかけ、ヘンリーの家に行って情報を得て欲しいと依頼する。

一方、ジョーはエミリーに電話し、ヘンリーがシートベルトをしていないのを確認した上で、「ハンドブレーキを引いてみてくれ」と指示する。だが、その目論見は失敗に終わり、エミリーはトランクへと閉じ込められてしまう。

そんな中、エミリーの家を市警の警察官が訪れる。アビーを説得して警察官が中に入ったところ、アビーの弟・オリバーが「大変な状況」になっていると明らかになる。ジョーは再びヘンリーに電話をかけ、「お前がオリバーを殺したんだな」と非難する。

傷害の前科があるヘンリーによる長男殺害および元妻エミリー誘拐事件、そしてそれを追う罪に問われている元刑事ジョー。ジョーは果たして、エミリーを救うことができるのでしょうか。

「THE GUILTY/ギルティ」後半部分(ネタバレあり)

ジョーはエミリーに電話をかけ、トランク内のレンガでヘンリーがトランクを開けた瞬間に殴りつけ、逃げ出すよう指示する。エミリーはパニックになりながらも成功し、ヘンリーのもとから逃げ出す。

ジョーはエミリーと話をするのだが、そこでエミリーの「オリバーのお腹に蛇がいたから、それを取り除いてあげたの」という言葉に衝撃を受ける。オリバーの腹部を切りつけたのは、ヘンリーではなくエミリーであったのだった。

元相棒のリックから電話があり、エミリーが精神科通院をしていたことが明らかになる。また、ヘンリーが高速道路をバンでエミリーを乗せて走っていたのは、病院で精神科受診をさせる目的であったと分かるのだった。

ジョーはヘンリーに電話をし、「エミリーを受診させるために連れて行ったんだな」と伝える。ヘンリーは、「カネがなくてエミリーに薬を飲ませることができなかった。だからエミリーはおかしくなり、息子の腹を切りつけた」と明かすのだった。

ジョーはエミリーに再び電話をする。そこでエミリーは、血だらけである自らの手に気づく。そして、自分がオリバーを殺してしまったのだと気づき、高速道路の陸橋から身を投げて自殺をしようと考える。

そこでジョーは、「アビーが家で待っているんだ」と自殺をやめさせようと説得する。そして、19歳の男を殺害した罪を告白し、「もうエミリーを同じように死なせたくはないんだ」とさらに説得するのだった。

そこで電話が切れるのだが、交通機動隊はエミリーを保護したことを伝える。さらに、オリバーは死んではおらず、ICUへと運ばれたことが市警の警察官から伝えられる。

エミリーたちを救うことができたことを泣いて喜ぶジョーは、元相棒のリックに再び電話をかける。リックは結審前の最終公判でジョーに有利な証言を行うことになっていたが、ジョーは「真実を話して欲しい」と伝える。ジョーは罪を認めることを決意したのだった。

ヘンリーは誘拐していたのではなく、精神に変調をきたしたエミリーを病院へ連れて行こうとしていたのでした。「電話による通話」だけであるからこそのどんでん返しですね。

トリビア・映画情報

・この映画は、2018年のデンマークの映画『THE GUILTY/ギルティ』をリメイクしたもの。なお、TBSラジオがオーディオドラマ化もしている。

・コロナ禍の影響もあり、この映画はたった11日間で撮影されている。

・監督:アントワーン・フークア

・脚本:ニック・ピゾラット

・原作:グスタフ・モーラー、エミール・ニゴー・アルバートセン

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