ドラマ「ナオミとカナコ 第1話」あらすじ・ネタバレ

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大学時代からの親友である小田直美(広末涼子)と、服部加奈子(内田有紀)は、加奈子の夫を殺害しようとしていた。最後の意思確認をする直美に、加奈子は「こうするしかないのよ」と言う。

直美は、葵百貨店・外商部に勤務していた。だが、本来は系列の美術館でキュレーターとして勤務したいという希望があったが、なかなか異動することができなかった。直美は、顧客のために様々な申し付け事に対応しており、犬を預かって欲しいと言われてしまう。

直美は、半年ぶりに加奈子と再会する。加奈子は、夫のエリート銀行マン・服部達郎(佐藤隆太)を紹介される。幸せそうな生活を送る加奈子を、直美は羨ましがるが、加奈子はどこか浮かない顔だった。

さらに、直美が笑って加奈子の腕を軽く叩くだけで、加奈子は酷く痛がった。「この前、ドアにぶつけちゃって…」と直美は言い訳する。さらに、なぜか加奈子は、洋ナシを見て固まっていたのだった。直美は、加奈子の様子がおかしいと思い始める。

葵百貨店の外商部は、陳会長ら華僑の大物を招いて、商談会を開催する。会場には、腕時計や宝飾品など、高級品が揃えられていた。課長の内藤伸吾(宮川一朗太)は、10人程度と見込んでいたのだが、陳会長が大人数の華僑を引き連れてきて、混乱に陥る。

そんな中、直美は、200万円以上するウブロの高級腕時計が見当たらないことに気づく。直美の脳裏には、腕時計を勝手にはめていた中国人女性・李朱美(高畑淳子)が浮かんでいた。

上司に報告し、「警察に届け出るべきです」と直美は進言するが、上司は「警察には届け出ない。万が一、陳会長に知られたら、大変なことになる」と言う。

加奈子は、深夜に帰宅した達郎を出迎える。酔った達郎は、強引に加奈子の体を求める。加奈子は嫌がると、達郎は暴力を振るう。

李朱美は、盗んだ腕時計を質屋に持ち込んで売ろとしていた。だが、箱や保証書もなく、怪しんだ店員は警察に通報。警察に呼び出された直美は、上司に「朱美のもとへ行って、取り返して来い」と言われる。

直美に対して、朱美は「タダだと思った。サービスだと」と悪びれずに言う。「返す」と約束はしたものの、その場で返却はしてもらえなかった。朱美は帰り道、達郎にそっくりの男を見かけ、加奈子に電話をする。だが、加奈子は元気がなく、様子がおかしかった。

直美は、「風邪を引いた」という加奈子に差し入れをする。だが、直美は、加奈子の顔が腫れ上がり、アザができていることに気づく。「階段から落ちて…」と言い訳するが、前も腕を痛がっていたことや、絵の位置が異なっており、その裏に大きな穴が開いていたことから、直美は、達郎に加奈子がDVを受けているのだと分かる。

直美は、「すぐに別れるべきよ」と言うが、加奈子は「単なる夫婦喧嘩よ…結婚していないあなたに、何が分かるの?」と言う。

直美は、父親が母親に暴力を振るっているのを見て育っていた。妹に電話をかけ、妹は「お父さんがおらんようになって、お母さん、よう笑うようになった」と話すのだった。妹は既に結婚しており、直美は妹に「結婚するの、怖くなかった?」と訊いてしまう。直美は、加奈子を心配し、「話し合おう」とLINEを送る。

直美は、朱美に腕時計を返却してもらおうとするが、「渡している相手が掴まらない」と言い、返してもらえない。

直美は、加奈子に「私の父親、DVの人だったんだよね。外面は良いけど、よく母親を殴ってた。暴力を振るう間、押し入れで私は、妹の耳を塞いでた」と明かす。加奈子は、1年前に実家から送られてきた洋梨を腐らせてしまったことをきっかけに、暴力を振るわれるようになったのだったと言う。

直美は、病院に受診し、警察に相談しようと言うが、加奈子は応じない。加奈子は、「私ね、直美が幸せじゃないって知って、ほっとした…上手くいってないのは、私だけじゃないんだって」と言う。だが、直美はなおも加奈子のことを心配し、「次に何かあったら、すぐに連絡して」と言って帰る。

達郎は、姉・陽子(吉田羊)に「直美さん、子供欲しくないんじゃない?お母さんにそう言ってたって」と言う。そのことに激昂した達郎は、加奈子に再び暴力を振るう。

加奈子は、直美に腕時計を返してもらい、謝罪の代わりに低価格な腕時計を購入させる。その交渉の巧みさに、朱美は直美のことを気に入り、一緒にランチをとりにいく。そこで、直美は母親が父親にDVを受けていたことを明かすと、朱美は「なぜ離婚しなかったのか、やり返さなかったのか」と言う。

さらに、友人がDVを受けていると話すと、朱美は「困ったときに助けなくて、何が友達ですか」と言い、さらに「その男、殺しなさい」と言い放つ。その言葉に、直美は心が揺れ動く。

直美は、達郎が手を怪我していたことから、加奈子がまたDVを受けたのだと悟る。電話をかけ、加奈子に病院と警察に行こうと言うが、加奈子は「できるならとっくにやってる」と言い、電話を切る。加奈子は、すべきことをできずに苦しんでいる様子だった。

直美は、すぐに加奈子のいるマンションへと向かう。部屋の前に居座るつもりだという直美に、加奈子は仕方なく扉を開ける。直美は、加奈子を抱きしめた。

「達郎さんのことが怖いの…」という加奈子に、直美は「私が守る」という。だが、加奈子は達郎が生きている限り、家族や友人に迷惑をかけてしまう、という。「私が死ねば、終わる」と言う。

直美は「加奈子の望むことは何?」と問いかけると、加奈子は「水が苦いの…最初は口の中が切れて痛かったんだけど、慣れてきても、水が苦いの…美味しい水が飲めるなら、それで言い」と泣き出す。そんな加奈子に直美は、「いっそ…殺そうか、アンタのダンナ」と言うのだった。

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次話:ドラマ「ナオミとカナコ 第2話」あらすじ・ネタバレ

原作あらすじ:「ナオミとカナコ」あらすじ・ネタバレ

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