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「忘れられたメス(世にも奇妙な物語)」あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 院長・大林記史は、手術の腕は確かであり、ドイツで購入したという、シュナイダー博士のメスを部下・永山高司(平田満)に自慢していた。ユダヤ人の外科医・シュナイダー博士は、ナチスにより捕らえられ、人体解剖を命じられた。だが、その命令に背くシュナイダー博士は、自身のメスで首を切り、絶命した。その曰くつきのメスを、大林院長は大事そうに保管していた。

2) 大林院長の執刀した患者が急変する。腹部レントゲンを撮影すると、右下腹部にメスのような陰影が見られた。「メスを置き忘れてしまった」と大林院長は言い、永山医師に患者や家族にはそのことを秘密にして手術をするよう指示する。

3) 永山医師は手術を行うが、メスは見当たらない。探っている中で血管を傷つけ、患者は血圧低下する。永山医師は、メスが最初から腹部にあったと見せかけるため、メスを患者の腹部に忍ばせ、あたかも最初からメスが置き忘れされていたかのように言う。

4) 大林院長は、医療ミスで院長の座を追われ、永山医師が院長となる。だが、永山医師はメスが腹部に入っているという妄想にとりつかれ、ついにはそのメスが心臓に到達したと感じ、絶命する。火葬された永山の遺体からは、黒く焼けたメスが発見される。

詳細なあらすじ

院長・大林記史は、手術の腕は確かであり、ドイツで購入したという、シュナイダー博士のメスを部下・永山高司(平田満)に自慢していた。

ユダヤ人の外科医・シュナイダー博士は、ナチスにより捕らえられ、人体解剖を命じられた。だが、その命令に背くシュナイダー博士は、自身のメスで首を切り、絶命した。その曰くつきのメスを、大林院長は大事そうに保管していた。

そんな中、大林院長の執刀した患者が急変する。苦しんでいる様子の患者の腹部レントゲンを撮影すると、右下腹部にメスのような陰影が見られた。「メスを置き忘れてしまった」と大林院長は言い、永山医師に患者や家族にはそのことを秘密にして手術をするよう指示する。

大林院長は学会に行ってしまい、不在の中で永山医師は手術を行う。開腹し、彼はメスのあった辺りを探る。だが、そこにメスは存在していなかった。探っている中、永山医師は血管を傷つけてしまい、出血を起こす。止血を試みるが、患者の血圧はみるみる内に下がってしまう。

助手や看護師が慌てている中、永山医師は、腹部にこっそりとメスを忍ばせる。そして、ついには患者が心停止したところで、あたかも最初からメスがそこにあったかのように、「あったぞ!」と言ってメスを取り出す。

大林院長は、医療ミスで責任をとらされ、院長の座を退くことになる。そして、永山医師が院長となる。彼は、シュナイダー博士のメスがなくなっていることに気づくが、誰もそのありかを知らない。

そんな中、永山は腹痛を訴える。腹部のレントゲン写真を撮影すると、そこにはメスの陰影がはっきりと映っていた。だが、他の医師たちは「そんなメスなど、映ってませんよ」と口々に言う。

だが、永山は苦しみ続け、ついにはメスが心臓まで到達する妄想にとりつかれ、死亡してしまう。永山の葬儀が執り行われ、遺体は火葬される。遺骨の中から、黒く焼けたメスが発見されるのであった。

 - 世にも奇妙な物語