簡単なあらすじ
1) 動画配信でアイドル的な人気を博していたハイジ(福原遥)は、否定的なコメントを寄せてきた人物・Green Maskとやりとりをしている内、その人物に恋をするようになっていた。
2) Green Maskの正体は、薫(稲葉友)と判明する。彼は女装が趣味であり、男性の方が好きなのだった。そのことを知る百地零子(志田未来)は、どうすべきか迷う。ハイジは、アイドルとしての自分を守りたいがため、振られることを恐れ、恋愛成就プランを立て、レンタル救世主に計画実行を依頼する。
3) ハイジは、計画が失敗に終わり、茫然自失となる。その中で誘われた仮面パーティーで男たちに連れ去られ、乱暴されそうになっているところを葵伝二郎(藤井流星)たちに救出される。「失敗を恐れるな。本当に怖いのは、失敗することではなく、失敗を恐れて何もしないことだ」と明辺悠五(沢村一樹)に説得され、ハイジは薫に告白しようと試みる。
4) ハイジは、失敗する可能性が高いと知りながら、女装する薫に告白する。彼女は振られるが、告白できたことを喜ぶ。そんなハイジを、零子は慰めるのだった。
詳細なあらすじ
明辺悠五(沢村一樹)は、お腹の調子が悪くて診療所に行こうと考えていた。一方、紫乃(稲森いずみ)は「夫に、離婚を切り出しそうとしているんですが、できないでいます」とカウンセラーに相談していた。
診療所で、明辺はハイジ(福原遥)に出会う。ハイジは、「恋の病」で受診しようとしていた。葵伝二郎(藤井流星)の恋の相手は、自分であると考えていた。
ハイジは、レンタル救世主の事務所で「好きな人がいるんです。その人に、振り向いてもらいたくて」と相談する。ハイジの恋する相手は、「Green Mask」という人物だった。
ハイジは、ネット動画を配信していた。その動画に、Green Maskが「ブリッ子。本性を見せろ」などとコメントを書かれた。苛立ったハイジは、ダイレクトコメントを返した。コメントをやりとりする中で、Green Maskに恋心を抱くようになった。
ある日、Green Maskとやりとりをしていると、Green Mask本人と考えられるイケメン店員を偶然見かける。彼との恋を成就させるため、少女漫画の王道パターンを利用し、零子(志田未来)に恋のライバル、葵に「ハイジに恋心を抱く男」を演じるよう依頼する。
だが、葵は「そんな手を使わずに、真正面から告白した方がよくない?」と言う。葵や零子たちは、ハイジに連れられてイケメン店員を見に行く。すると零子は、イケメン店員が、女装趣味で、なおかつ男性が好きな薫(稲葉友)であると判明する。
一方、薫は警察署長である父親・碧山(神尾佑)に、自分の使用しているブラジャーを見つかってしまい、「彼女がいるのか。お前の彼女を紹介しろ」と言われていた。困った薫は、零子に「私の彼女として、父親に会って」と頼まれる。
薫と零子が仲良いことを知ったため、ハイジは取り乱す。零子は、「薫さんとはただの友達」と否定する。ハイジに葵は、「本気で好きなら、真正面からぶつかっていこうぜ」と言う。だが、ハイジは「このままでは失敗する…イケメンに告白されるのがハイジだから。ハイジじゃなくなったら、みんなに嫌われる」と言う。
零子は、「私が彼女役を頼まれたんだけど、代わりにハイジさんが行けば良いんじゃないかな」と提案するが、ハイジは「バカにしないで!」と言って、依頼を取り下げようとする。
飛び出したハイジに、明辺は「諦めるの?」と言う。だが、ハイジは諦めてはいなかった。ハイジは、「1年も前からやりとりしてるのに…諦めることなんてできない!」と言う。本心を明かしたハイジに、葵はついに味方する。
葵は、獣神サンダー・ライガーを父親だと明かす。獣神サンダー・ライガーは、「失敗を恐れなかったから、チャンピオンに31回なれた」と言う。失敗を恐れずに挑戦しろ、と言われてハイジは奮起する。
一方、零子は薫とともに薫るの父親・碧山との会食の場にいた。そこで、零子は碧山に「レンタル彼女じゃないよね?」と厳しい追求を受けていた。現れたハイジは、「私が彼女です!」と名乗り出る。
だが、ハイジに葵と付き合っているかのようなSNS上の写真が見つかってしまい、碧山に問題視されてしまう。父親に「お前に彼女はいないだろ…本音で生きろ」と言われ、薫は「私はいわゆるオカマよ。本当は彼女なんか要らないの、彼氏が欲しいの!」と言う。その言葉に、ハイジはショックを受ける。
ハイジは、「ハイジの恋愛成就大作戦」という資料をゴミ箱に捨てる。だが、その資料を同級生たちに見られてしまう。
ハイジの本性がバラされ、ネット炎上してしまう。追い詰められたハイジは、仮面お見合いパーティーに参加する。ハイジは、参加者に「中身、全然面白くない」と言われてしまう。
ハイジは、パーティーで男たちに連れ去られてしまう。その場に葵が現れ、男たちをなぎ倒す。明辺は、配電盤を操作して電源を落とそうとするが、捕まってしまう。電源を落とすことができず、葵はハイジを人質にとられてしまい、痛めつけられてしまう。
葵は、零子に助けにきた理由を問われ、「地蔵ちゃん(零子)にお願いされたんだよ」と明かす。獣神サンダー・ライガーは、明辺を救い、電源を落とす。さらに、ハイジを救出するのだった。
ハイジは、「中身からっぽなの。つまらない人間なの。でも、ハイジとして人気者になって。それを一生懸命守ってきたのに…なんで?」と言う。明辺は、「からっぽでもいいじゃない。人は、失敗を重ねて中身ができていくんだ。失敗も中身からっぽなことも、怖がることはない…本当に怖いのは、失敗を恐れて、何もしないまま終わることだよ」と言う。
零子は、ハイジが街を出ようとしていることを告げる。「好きなら、追いかけて」というメッセージを受け、ハイジは走り出す。零子は、「息子さんには理解者がいる。今後、2人は本音で生きていく」と、碧山警察署長にラップで語りかけ、足止めする。一方、薫は葵が空港で足止めしていた。
薫のもとに、ハイジがやってくる。ハイジは、薫に「どこにも行かないでください。この1年、悩みを聞いてくれて、楽しくて…私、振られるって分かってます。だから絶対に告白なんかしたくないんですけど…でも、好きなんです。私、薫さんのこと、どうしようもなく好きになっちゃったんです」と告白する。
薫は、「私も逃げちゃダメね…」と言い、チケットを破る。薫は「ありがとう…あなたに勇気もらったわ」と言う。
ハイジは、「振られちゃった…」とつぶやく。「でも、言えたの。頑張って、好きって言えたの」と言う。零子は、「頑張ったね」とハイジのことを励ます。
紫乃は、カウンセラーに相談していた。カウンセラーは、「失敗を恐れてはいけません。失敗を恐れてず、素直に気持ちを伝えるんです」と言う。そのカウンセラーは、秦野いろは(中村アン)だった。そして、彼女は零子の兄と繋がっていた。彼は、「HELPOOL」というレンタル救世主に代わるようなサービスを開始しようとしていた。
紫乃は、明辺に「温泉旅行に行かない?」と誘う。
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次話:「レンタル救世主 第7話」あらすじ・ネタバレ