簡単なあらすじ
1) 大学生の湯之本ナオキは、アメリカに留学しており、久しぶりに帰国して両親に会いに行く。サプライズのため、急に両親に会いに行くが、実家の変わりようや両親の挙動不審ぶりに、逆に驚かされてしまう。
2) 実家は妙に暗く、居間までの道のりも非常に入り組んでいた。ようやく辿り着いた先で、両親に実家がなぜそのような状態なのか問いただすが、彼らは答えようとしない。さらには、自分にはマサコという妹がいることも知らされ、ナオキは驚く。
3) 不可解な実家の様子、変わってしまった両親に戸惑うナオキであったが、そんな中、けたたましい警報音が鳴り響く。南極で巨大な地球外生命体が発見されたのだった。両親は、慣れた様子で動き、母親の号令のもと、父親はアーマーを着てマサコとともに飛び立っていった。
4) 両親は、地球防衛のために戦っており、実家は基地として改造されていた。単なる暗い部屋かと思われた実家の今は、周囲にナオキが見たことのないような施設が作られていた。そのことをまだナオキには知らされておらず、両親は急に帰ってきてしまった彼に言い訳ができずに戸惑っていたのだった。
詳細なあらすじ
大学生の湯之本ナオキは、アメリカに留学しており、久しぶりに帰国して両親に会いに行く。ナオキは、両親をビックリさせようと、内緒で帰国したのだった。
ナオキは、実家の住所を伝え、タクシーを降り立つ。すると、そこは辺り一体、真っ暗闇であった。街灯もなく、実家の住所近辺をさまよう。ついに自宅にたどり着いたものの、暗くて狭い道を通ってようやく居間に到達する。
電灯が着いていても、居間は非常に暗く、両親も何かを隠しているようで、ナオキは不審がる。そんな中、両親が居間から台所へと移動するのに非常に長い距離を走っていることに気づき、実家自体が巨大になっているのではないか、とナオキは考える。
さらに、ナオキは、留学中に妹・マサコができていることを知らされ、驚く。目の前で次々に缶ビールを飲み干し、両親揃って「1日に何十本も飲んでいる」ということを聞かされ、ナオキは様子のおかしい2人のもとで暮らす、まだ見ぬ妹のことを心配する。
そんな中、居間でけたたましく警報音が鳴り響く。戸惑うナオキを尻目に、両親は慣れた様子で素早く動き出す。母は、ゴーグル型のモニターを覗き、キーボードを脅威の速度でタイピングする。アーマーを身に着け、父は母の号令のもとに、「敵」のもとへと飛び立っていった。また、その場に妹・マサコが登場したのだが、その姿は妹などではなく、ナオキは単なる髪の長い中年男性にしか見えなかった。
一方その頃、南極では一つ目の巨大生物が現れていた。地球の危機のため、両親やマサコはその巨大生物と戦っているようだった。そのことをようやく察知したナオキは、「ナオキにもいつか手を貸してもらわなければならないかもしれないわ」という母親に対し、つい敬礼をしてしまうのだった。
実家は地球防衛のための基地として改造され、両親が地球のために戦っているとは、まだナオキには知らされていなかったのだった。急に帰ってきてしまったナオキに言い訳ができず、両親は戸惑っていたのだった。
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