雛月加代が殺害された”Xデー”である3月1日まで、あと1週間に迫っていた。藤沼悟は、未来を変えようと、神経を張り詰めていた。そんな中、悟は雛月を1人にしないよう、そして母親の虐待から守ろうとする。
まず、母親が雛月に虐待を行う土曜日、一緒に出かけようとする。悟は、雛月を科学センターに誘う。母親が反対すると考えていた雛月は難色を示すが、悟が母親に直談判し、悟の母親の助けもあり、悟は雛月と一緒に科学センターへ行けることになる。
悟は、雛月と科学センターを訪れるが、そこで、デジャブのような体験をする。雛月が話した内容を、以前も悟は聞いていた記憶があった。「もしや、これはリバイバルの前と同じ流れに乗ってしまっているのでは…」と悟は恐れていた。
悟は、Xデー当日、雛月と一緒にこども館で夕方まで遊ぶ。雛月は、悟の誕生日プレゼントを用意するため、手袋を編んでいたため、早く帰りたがっていた。だが、悟は雛月が1人になることを恐れ、引き止めたのだった。
悟は、雛月を家まで送る。だが、それでも心配な悟は、0時を迎える瞬間、雛月の自宅前まで行く。そして、悟、そして雛月の誕生日、悟は雛月を早朝に迎えに行く。雛月は、無事に家を出てきたのだった。
放課後、雛月と悟は担任教師に教材を運ぶのを手伝わされる。その隙に友人たちは悟の家に行き、部屋を飾るのだった。悟、雛月は友人に誕生日を祝ってもらい、楽しい時間を過ごす。悟は、「未来を変えた」という充実感を感じ、雛月を家に送った後、ぐっすりと眠る。
翌朝、寝過ごした悟は遅刻ギリギリに登校する。未来を変えたはずであったが、教室には雛月の姿がなく、愕然とする。
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