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ドラマ「無痛 第9話」あらすじ・ネタバレ

      2015/12/16

簡単なあらすじ

1) 警察の留置所から伊原忠輝(中村蒼)が逃亡し、白神メディカルセンターを訪れた後、南サトミ(浜辺美波)とともに行方をくらませていた。

2) 白神陽児(伊藤英明)は、伊原が「メスを持ち出している。人質の命が危ない」などと早瀬順一郎(伊藤淳史)刑事に吹き込む。そして、「伊原には、事件の記憶がない。このままでは、罪に問えない。…命を奪うほかない」と言うのだった。

3) サトミは、伊原とともに、自らの意思で行動をともにしていた。サトミも事件当日の記憶がなく、その記憶を取り戻すため、犯人である伊原と行動をともにしていたのだった。

4) サトミは喘息発作を起こし、伊原は為頼英介(西島秀俊)を頼る。伊原は、白神医師の保管していた、伊原の研究データが入ったUSBメモリを差し出す。為頼は、伊原は新薬によって操られ、わざと過剰投与されて、凶行に及ばされたのだと気づく。

5) 伊原はショックを受け、街をさまよう。そんな伊原を見つけ、為頼は説得して「警察に行こう」と言う。だが、そこで早瀬刑事は伊原を見つけ、拳銃を撃ってしまうのだった。

起:伊原・サトミの行方

警察の留置所から伊原忠輝(中村蒼)が逃亡し、白神メディカルセンターの院長室に現れた。その後、白神陽児(伊藤英明)と言葉を交わした後、南サトミ(浜辺美波)とともに姿を消していた。サトミの病室には、伊原の血液が付着したサトミの携帯電話が発見された。

警察は、サトミを誘拐して伊原が逃げていると考え、緊急封鎖を開始。だが、為頼英介(西島秀俊)は、サトミと高島菜見子(石橋杏奈)は、誘拐されたのではないと考えていた。

一方、白神は院長室に置いていた、伊原についての研究データを遺していたUSBメモリが紛失していることに気づく。机の引き出しには血液が付着しており、白神は、伊原が持ちだしたのだと考える。

伊原は、サトミとともに運送トラックに身を潜め、逃亡していた。伊原は、一家四人殺人事件の犯人であり、サトミはその様子を見ていた。だが、伊原自身にはその記憶がなかった。

サトミも、事件現場を目撃しているが、記憶が曖昧であり、自分が犯人ではないかと疑っていた。だが、伊原の顔に見覚えがあり、犯人は伊原であると判明。そんなサトミは、事件当日の記憶を求め、自らサトミは伊原と行動をともにしていた。

承:白神の罠

白神は、早瀬順一郎(伊藤淳史)刑事に「話しておきたいことがあります」と電話をかける。一方、為頼は、早瀬刑事に「白神院長のことを調べて欲しい」と依頼しに警察署へ出向く。無痛治療に異常なこだわりをみせる、その理由を調べて欲しいと考えていたのだった。だが、早瀬刑事は一足先に白神院長に会いに出ていた。

白神は、「伊原がやってきた際、彼は私を殺そうとしたんです。手には、手術用のメスがありました。なにより、見えたんですよ。その時、伊原に強い犯因症が見えたんです」と早瀬刑事に言う。さらに、「彼は、メスを持っている。どうか、彼を止めてください。さらなる犠牲者が出る前に」と、白神に頼むのだった。

早瀬の部下・太田武司(馬場徹)は、為頼に依頼され、白神院長の過去を探る。白神には、2歳下の弟・怜児がいたが、10年前にネパールでの登山中に他界。その後、白神院長はクリニックを開設し、大病院にしていた。そして、白神は、怜児とともに論文「脊髄視床路への麻酔薬の作用機序についての検討」という論文を書いていたことが判明する。

伊原とサトミは、海辺の小屋に身を隠していた。「君は、僕が怖くないの?どうしてついてきてくれたの?」と訊く伊原に、サトミは「私も私のことが知りたいから」と答える。一家四人殺人事件で殺害された石川教諭は、同級生とともに、声が出せないことでイジメていたのだという。

為頼は、兄弟で書いた論文や、学会発表の様子を収めたVTRを観る。指導教官は、白神が研究者として活躍するものと思っていたという。だが、弟・怜児が死亡してから、臨床の道を進むことになる。

白神は、早瀬刑事に「伊原は、犯行の記憶がないと言っている。刑法39条で、伊原の罪は問えない。逆に言えば、伊原を止めるためには、その生命を奪うしかない…そして、その行為は殺人とは言わない。市民の安全を守る正義です」と言う。

転:白神の過去

「脊髄視床路への麻酔薬の作用機序についての検討」の学会発表で、白神医師が無痛治療の可能性について説いていた際、白神が患っていた疾患を見抜く。

伊原は、サトミに一家四人殺人事件の現場の絵を見せて、「あなたはここにいた」と言うが、伊原にはその記憶がなかった。怪我をする伊原に、サトミは絆創膏を差し出す。「僕は痛みを感じない」というが、サトミは「でも、あげる」と言う。

防犯カメラの映像で、伊原の居場所が判明し、刑事たちは拳銃を携帯の上、急行する。怒りに支配された早瀬刑事を危ぶみ、為頼は止めようとするが、早瀬刑事は「白神先生は、伊原が凶器を持っていると言っていた」と言い、聞く耳を持たない。

白神は、病院での騒動が発端で、新薬開発の話が頓挫してしまう。政治家に土下座して頼む姿を、為頼は目撃する。為頼は、白神に「早瀬刑事に、何を言ったんですか?」と問い詰める。白神は、早瀬刑事に犯因症が出ていたことから、彼に伊原を殺害させようとしていたと暗に仄めかす。

為頼は、白神が大学で研究を続けていた際、拡張型心筋症を患っていたのだと指摘。さらに、現在にはその徴候はなく、為頼は「心臓移植を受けたのではないですか?」と白神に言う。

白神は、「10年前に、海外でね」と言う。さらに、「怜児の心臓ですよ。私には、無痛治療を完成させるという責務がある。それを邪魔するものを許さない」と、弟の心臓を移植したのだと明かす。

早瀬刑事は聞き込みを行い、伊原の目撃者を発見する。浜の方に向かったという情報を得る。ちょうどその頃、サトミが呼吸困難に陥り、伊原は狼狽していた。

為頼は、早瀬刑事に電話するが、電話を切られてしまう。早瀬刑事は、伊原たちのいた浜辺の倉庫に踏み込む。そこには、サトミの絵が置かれていた。

伊原は、サトミを背負って為頼診療所にやってきた。苦しむサトミを助けてやって欲しい、と伊原は言う。為頼は、サトミが気管支喘息発作を起こしたのだと診断。点滴と吸入薬治療を行う。

結:早瀬刑事の暴走

為頼は、白神院長のところではなく、自分のところにやってきた理由を伊原に訊く。伊原は、白神医師のUSBメモリーを為頼に差し出す。そして、「僕のことを教えてください」と言うのだった。

USBメモリーに含まれるデータの中には、副作用で「記憶障害、意識混濁、凶暴性増悪」などの症状が現れると記載されていた。そして、一家四人殺人事件のあった日、伊原は過度に新薬・ドロールを投与されていた。

為頼は、「伊原君、君は白神先生に薬で操られていたんだ」と明かす。伊原は愕然としてショックを受け、1人で為頼診療所を飛び出す。そんな伊原を為頼は追う。一足遅く、早瀬刑事が為頼診療所を訪れる。

伊原を見つけた為頼は、「一緒に警察に行こう。そこで全てを話すんだ」と説得する。伊原は、「僕は罪を犯しました。どうしたら良いですか?僕は痛みを知らないから…」と言うが、為頼は「君は痛みを知っている。サトミちゃんを救おうとしたり、高島先生を佐田から救おうとした。それは、君が痛みを知っていて、その痛みから大切な人を守ろうとした。ただ、君はその守り方を間違えた。君は、他の誰とも変わらない。いや、人の痛みを誰よりも知っている、優しい人間なんだ」と伝える。

為頼に近づく伊原は、パーカーのポケットから絆創膏を取り出そうとした。だが、凶器を持っていると思った早瀬刑事は、伊原を撃ってしまう。伊原は腕を撃たれ、橋の欄干から川に落ちてしまう。

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