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高校生の香川亜利沙(土屋太鳳)は、先輩である立木尚吾(村上虹郎)に、片思いをしていた。立木と同じバスで通学するため、亜利沙は毎朝、早起きしていた。そして、図書委員の仕事をしながら、テニス部の練習をする立木の姿を陰からひっそりと見ていた。

立木は、クラスメイトの楢崎初音(門脇麦)の彼氏だった。そんなある日、立木は突然、テニスコートでおもむろに灯油を頭からかぶり、火をつける。亜利沙が教室から見ている中、焼身自殺を行ってしまう。

学校の生徒は、「初音が、立木を振ったから彼は自殺した」と噂していた。初音は、その噂でクラスで孤立してしまう。初音と亜利沙は、立木の墓参りを同じタイミングで行ったことで話をするようになる。そして、亜利沙は初音の立木への想いを知ることになる。

初音は、「そうじゃないかと思ってた」と言い、さらに「振られたのは私の方なんだよ。噂なんて、ウソばっかり。私、分かんなくて…どうして尚吾があんなことしたのか、分かんなくて。毎日、苦しくて」と言って泣き出すのだった。

亜利沙は、初音に「どうして立木先輩が死を選んだのか」調べることを提案。生徒に話を聞いて回る。そんな中、亜利沙は担任教師が立木の母親から、遺品の本を蔵書として寄付されたと知る。

蔵書を図書館に運ぶ途中、亜利沙は悲しみに耐え切れず、泣いてしまう。蔵書の中に、「遺書」が挟まっていた。

遺書には、「これは抗議の死です。母が木下先生と交際しているのを知っています。ただ、最近、母の様子がおかしい。聞けば、木下先生が他の女性と結婚するという…」と書かれており、母を捨てて別の女性と結婚する木下教諭への抗議や、母をなだめることに疲れ果てた末の自殺であったことが明らかとなった。

亜利沙は、木下教諭に「先生、結婚するんですか?」と訊く。木下教諭は結婚することを認める。初音は、「木下のことを許せない。木下が自分のことを思い知るなら、死んでも良い」と言い出す。

亜利沙と初音は、学校の屋上にいた。2人はフェンスを超えて縁に立ち、注目を集めた。初音はメガホンをとり、「この中に、卑怯な行いをした者がいる。…名乗らないなら、私たちは飛び降りる」と宣言する。

2人は、木下に問いかけており、周囲の人間も「木下先生、どうするんですか?」と騒ぎ立てる。亜利沙はカウントダウンを行い、木下は固唾を呑んで見守る。

木下は2人の自殺を止めるため、「やめてくれ!」と絶叫する。翌日から、既に木下が立木の自殺の理由だと学校中に知れ渡っていた。そのことに亜利沙は、違和感を覚えていた。

そんな中、学校を去る木下が、初音といるのを見かける。そこで、遺書を発見したのが初音であり、木下を糾弾した後、「用済み」とでも言うように、すぐに亜利沙への態度が冷たくなったことなどから、自分を捨てた木下への復讐のため、亜利沙は単に利用されただけではないか、と思う。

だが、亜利沙は確証を得られず、初音は彼女に向けて、微かに微笑むだけだった。

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